ゴールデンカムイ実写映画の出演者や公開時期は?登場するアイヌ民族やアイヌ文化とは何?

映画・ドラマ

2022年4月19日、漫画家の野田サトルさんが描いた『ゴールデンカムイ』の実写映画化決定が発表されました。

『ゴールデンカムイ』は日露戦争後の北海道を舞台に、元軍人の男がアイヌ民族の人々と金塊を追い求めるサバイバルバトル漫画です。

2014年から週刊ヤングジャンプで連載されていて、2022年4月時点で累計部数1900万部以上の超人気漫画がついに映画化されます!

実写版『ゴールデンカムイ』のキャストや公開時期、作品中に登場するアイヌ民族やアイヌ文化とは何なのか調査しました!

スポンサーリンク

ゴールデンカムイ実写版映画の出演者や公開時期は?

2022年4月現在、『ゴールデンカムイ』実写版映画の出演者や公開時期はまだ発表されていません。

実写映画化の発表は、2022年4月19日に発売された単行本第29巻の帯で告知されていましたが、詳細は書かれていませんでした。

また、『集英社オンライン』でも以下のように報じられています。

今はまだ「実写映画化決定」の発表だけなので、公開時期やキャスト陣などの続報が楽しみだ。

引用:​​​集英社オンライン

『ゴールデンカムイ』は2022年4月28日発売の『週間ヤングジャンプ』で完結する為、そのタイミングで何らかの情報が発表される可能性はあります。

スポンサーリンク

ゴールデンカムイに登場するアイヌ民族やアイヌ文化とは何?

『ゴールデンカムイ』には多くのアイヌ民族やアイヌ文化の描写が登場します。

アイヌの事について理解を深める事で、さらに作品に入り込めるはずです。

アイヌ民族とは?

『アイヌ』とはアイヌ語で『人』を意味します。

ちなみに『ゴールデンカムイ』『カムイ』はアイヌ語で『神』という意味です。

アイヌ民族は日本とロシアに少数が居住していますが、正確な人口は把握できていません。

日本ではアイヌ民族の多くが北海道に居住しますが、関東でも少数が居住しています。

2013年に北海道で実施された『北海道アイヌ生活実態調査』で把握されたアイヌ民族の人口は、16,786人です。

現代においては、自分がアイヌ民族の血を引く事を知らない人や、差別や偏見を恐れて隠す人達も多いといわれています。

その為、アイヌ民族でありながらアイヌ民族に数えられていない人が数万人いるのが現状です。

アイヌ民族がいつ頃どこからやってきたのか諸説ありますが、正確にはわかっていません。

かつては日本や他の大陸との貿易が盛んだったアイヌ民族ですが、19世紀に入り施行された『同化政策』により、明治時代以降は民族としての独自性や文化を失っていきます。

そういった長い歴史の中でロシアのプーチン大統領は、2018年12月に「アイヌ民族をロシアの先住民族に認定する」という考えを述べました。

それに対し日本では、2019年4月に定められた『アイヌ新法』によってアイヌ民族は”日本の先住民族”だと認められました。

アイヌ文化とは?

アイヌ民族は『アイヌ語』という独自の言語をはじめ、この世の物全てに”神”が宿っていると考える『精神文化』、伝統的な『古式舞踊』や工芸品など独自の文化を持っています。

また、アイヌ民族は魚やアザラシ、鹿などの狩猟や植物の採集によって食文化を築いてきました。

それらを総称したものが『アイヌ文化』と呼ばれています。

アイヌ語は2009年にユネスコから”失われつつある言語”だと認定されており、正式なアイヌ語を話せる人は日本に数人程度しかいません。

『古式舞踊』は祭りなどの行事で踊られる伝統的な踊りです。

その他、独特なアイヌ模様からなる刺繍や木彫りの工芸品はとても芸術的で、文化の多様性を感じる事ができます。

現在でも、アイヌ文化を継承できるように講座や行事が開かれていますので、興味のある人は参加してみてください。

スポンサーリンク

まとめ

『ゴールデンカムイ 』の実写映画化が決まり楽しみな人が多い中、キャストや公開時期はまだ分かっていませんが、今後早めに発表される事を願うばかりです!

近年、人種差別や偏見について様々な問題が取り沙汰されています。

その中でアイヌの人々を作品に取り入れた『ゴールデンカムイ』は時代を大きく先進し、多くの人の意識を変える作品になるのではないでしょうか。

『ゴールデンカムイ』をきっかけにアイヌ民族について興味を持ち、理解し差別や偏見がなくなっていくであろう事もこの作品の魅力だと感じます。